Web2.0時代の企業と情報活用
このエントリーは中小企業の皆様向けに僕が情報活用とは、といった内容のお話をさせていただく際にまとめたものです。おかしな点がありましたらご指摘頂ければ幸いです。ちょっと長いのでページ内リンクを。
|ブログとは|情報の流れの変化|企業における情報活用とは|イントラブログを活用する|ビジネスブログを活用する|時代はSEO+SMOへ|最後に|
ブログとは
Web2.0時代と銘打ったこのエントリーをご覧頂いている皆様にするには少しナンセンスなお話かもしれないですが、ブログというのはメールを書くような感覚でホームページを更新できるツールのことです。いわゆるCMSの一種です。CMSっていうのは、コンテンツマネジメントシステムの略で、要はホームページの運用ツールのことです。ブログもその一種で、単に日記を書くためのものじゃないです。
アメリカやヨーロッパの企業では自社サイトはスタッフで運用することが多く、このCMSの導入率が日本に比べて非常に高くなっています。新規サイトの立ち上げや前面リニューアルといった際にはプロの制作会社に頼んでしっかりとした設計の基でサイトを構築し、日々の細かな運用は自分達で行っています。このサイト構築の際にしっかりと打合せをして、どこを良く更新するのでCMSを使いたいとか、ここはあまり更新しないが重要なサービスの紹介ページなのでビジュアル的にインパクトのある見栄えの良いものを作って欲しいとか話し合います。
で、日々の運用自体は自分達で行っていくと。この方が効率的であり、しかもスピーディーな対応が可能です。当然毎回更新を業者に頼むよりも安くつきます。
で、ですね。このCMSにブログベースのものが導入されていくケースが増えているのですが、じゃあ何が良いんだということなんです。
ブログと普通のホームページが違う一番大きな点は、ブログは一方的に情報発信するだけではなくて、サイトを見に来てくれたお客様にコメントを書き込んでもらったり、簡単な操作でお互いのページ同士をリンクさせたりできるんです。
つまりユーザーとのコミュニケーションをとるための機能が標準装備されているんです。
実はこれが、すごく重要なことで、インターネットの本質を捉えています。つまり双方向性があると。口コミとかですね。面白いなと思った情報を他の人に伝えやすい構造があるために、情報がネットワーク状にどんどん広がっていく可能性があるわけです。これまでのように企業が一方的にユーザーに対して情報発信していた時代は終わるかもしれません。
ブログって、本当に凄いんです。利用者が増えてくるのも頷けます。
総務省がブログの普及を推進
そんなブログなんですが、実は国も利用を推進しています。
2006年2月28日に総務省が「日本ブログ協会」の設立を発表しました。
ブログに関する啓蒙活動や調査などを行ってブログの普及を推進するためで、ブログに関する講演会やシンポジウムを開くほか、ビジネスブログの優秀事例の表彰、ユーザーへのアンケート調査、ブログ関連団体などのリンクサイト構築、ブログ事業者への提言などを行っていくようです。
国を上げてブログがますます利用されていくようになる土壌が整えられていっています。
ブログ利用者の爆発的な増加
では、実際にどれくらいブログの利用がいるのでしょうか?
総務省の公開しているデータをご覧になってみてください。アサツー ディ・ケイのデータでみると比較によって増加具合がわかりやすいです。クチコミ情報への信頼度の高さもわかります。
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情報の流れの変化
ここまでのお話でブログがどんなスピードで広まりつつあるのか、クチコミ情報の信頼度の高さがご理解いただけたと思います。では、これらの事実が情報の流れをどう変化させていくのかを考えていきたいと思います。
この部分はわかりやすいブログ記事がありますので引用させて頂きます。
今まで企業と顧客のコミュニケーション
これまで、企業が顧客とコミュニケーションをとるには、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌といったマスメディアでの広告や、ダイレクトメール・チラシ・屋外広告・交通広告などの各種セールスプロモーション活動などで告知をし、店舗や営業マンの営業活動で顧客と接触する、ということが数多く行われてきました。
情報の流れは企業から顧客へという方向が多く、持っている情報の量も企業が顧客に対して圧倒的に勝っていました。そのために顧客は、目の前の営業マンや各種媒体から取得した情報以外は、限られた友人知人を相談相手としながら商品やサービス購入の是非を判断しなければならない、という状態でした。いわば顧客は、情報弱者だったのです。
個人が情報発信・情報共有できる時代に
ところが、インターネットが幅広く活用されることによって、顧客が情報弱者であった以前とは大きく変わり、情報強者にもなりうる状況が整いつつあります。影響力が大きいものとしてはブログ、「mixi」に代表されるようなSNS、「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」「はてな」に代表されるQ&Aサイト、「価格.com」「アットコスメ」に代表される専門サイト、掲示板など、個人がネット上で情報発信や情報交換できるツールが非常に豊富になったのです。
これにより、情報を受け取る一方だった顧客が、情報を発信する側になることも可能になりました。
たとえば個人ブログには、日常の出来事などを書いた、いわゆる日記体裁のものが多くあります。
これにより「どこへ行った」「何を食べた」「何を買った」といった日常の体験が、これまで以上に数多くネット上に公開されるようになりました。個人ブログは日記だけにとどまらず、自分が得意とする分野の内容について詳しく記事を書いているブログ開設者も数多くいます。
これらの情報がネット上に公開されることで、ブログ読者はもちろんのこと、検索エンジン経由で訪問した人まで含めて情報が伝播するようになりました。個人発の情報が、情報を求めている人のところへ隅々まで行き渡るようになったのです。これまでは友人知人しか相談相手のいなかった顧客が、あらゆる分野に詳しい知人を味方につけたと言っても良いでしょう。
個人がブログなどで情報発信できるようになった今、インターネットは企業活動を映しだす「鏡」のような存在とも言えるでしょう。企業が都合の良い情報だけを顧客に伝えるという時代は既に終焉を迎え、商品やサービス、顧客対応や情報発信など、企業が顧客に提供するあらゆる活動が、顧客の言葉でインターネットに反映されていくのです。
すごい時代になってきましたね。真実が伝わっていく時代、ホントウの価値が伝わる時代になりました。
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企業における情報活用とは
ピーター・ドラッカーという方がいまして、皆様よくご存知の方だと思うんですが、「知識だけが企業の発展に寄与する資源になる」とおっしゃってます。
そうなんですね、知識=情報ですね。情報は活用しないと駄目です。情報はきちんと活用すれば企業の営業活動においてものすごく大きな武器になります。
では、これまでお話してきたブログを使って企業が情報活用していくための方法をご説明していきます。
まず、企業がブログを取り入れて情報活用するには2つの使い方があります。
一つは社内で情報共有を行うためのイントラブログ、イントラブログですね。社内ブログとも言われます。と、もう一方が社外へ情報発信していくためのビジネスブログ。ビジネスブログです。
では、実際に既に活用している企業を例に、どういった形でブログを使っているのか、まずはそれぞれの事例を見てみましょう。
イントラブログの活用事例 ユニクロ
まずは概要ですが、ユニクロでは、本部・店舗間の情報共有のためにイントラブログ「社内情報ウェブ」を活用しています。今年3月に初めて導入してから、店舗からの情報の投稿数は7月の1カ月間でも約1000件にも及んでいます。既に国内全店(約700店)の店長・店員が利用している状況ですが、今後は英語化して、米国などの海外店舗でも利用できるようにするようです。
ユニクロは昨年10月から「第三世代SPA」と称して、従来型SPA(製造小売業)から進化した「情報発信製造小売業」を目指す戦略を掲げていくようです。
では、実際の使い方ですが、例えば本部が「スカートの販売についてどう思いますか」と書き込むと、店舗側が意見を書き込む。ユニクロはこれまではスカートを本格的に扱っていなかったらしいのですが、店舗の前向きな意見を踏まえて今年の6月から全店で投入したようです。現場の声の力ですね。新商品投入後には、陳列の仕方や、POPの使い方などの意見交換もイントラブログ内でされているようです
折り込みチラシも、従来は本部主導で制作していたらしいのですが、イントラブログを使って事前に店舗の意見を聞くようになったようです。本部がチラシを提示すると、店舗から「子供服も入れたほうがいい」とか「今の季節はキャミソールを載せたほうが見栄えがいい」といった意見が1回につき50件以上も集まってくると。
で、週次売上推移を見ていくと、以前よりチラシ広告の精度が上がっていることが分かったらしいです。やっぱり現場の声の力は大きいですね。
社内で、この場合では現場と本部ですね。情報を共有することによって、必要な情報が必要な人に伝わっていき効果を発揮している事例です。
ビジネスブログの活用事例 サイバーエージェント
こちらは実際に藤田社長が書かれているブログを一部抜粋紹介してみたいと思います。
おそらく現在、日本で一番ブログ事業にコミットしている経営者として、ひとりのハードブロガーとして日ごろ感じているブログの効用や書き方のコツについて、数回にわけて書きたいと思います。
例えば、社長業でブログを書いている私自身、ブログから得られている対価は計り知れません。新製品の宣伝広報として、社内の意思統一として、株主やお客様へのメッセージとして、リクルーティングメッセージとして、ステークホルダーへの情報開示として、大きな効果を発揮していると自負してます。
その一方で、ブログに多くの時間を割かれたり、目を覆いたくなるようなコメントを目にしてしまうこともあります。でもそれは、ブログを書くことから得られる対価に対する代償と捉えるべき、と考えています。
口で説明するよりも、書くほうが得意な私のようなリーダーにとっては、本当にありがたいです。リーダーでなくても、ブログを上司や社長が見ていれば、自分のやりたい仕事や持っている能力のアピールの場になるでしょう。
組織は、声の大きい(アピールが巧い)人が出世し易いですが、人気ブログを書いていることは、声が大きいのと同じです。タレントやスポーツ選手であればファンとの交流の場や活動の報告場所となります。また共通の趣味や目的を持つ人の出会いやコミュニティ形成、情報交換もできるでしょう。
ブログの出現は、特別な技術的な知識を持たずとも個人が簡単にホームページを持つことを可能にしました。それは本当に素晴らしいことです。
しかし、私はブログの最大の価値は、その回遊性にあると思います。通常のウェブサイトで書くよりもブログのほうが、圧倒的にアクセス数が増えるという意味です。
私は8年前から、自社のホームページに日記を書いていまいたが、その当時見てくれた人は、社員やお取引先など一部の関係者が中心でした。
ところが、ブログに場を移してからはアクセス数は何百倍にもなり、主婦の方や学生の方などからも気軽にメッセージをもらえるようになりました。ウェブサイトを持てば、誰しもアクセス数を増やしたいと考えるのが普通です。ブログのコメントやトラックバック、読者登録(RSS)などによる相互リンクが、その回遊性を飛躍的に高めました。収入を増やすにしても、広報効果を狙うにしても、もっとも重要なのは、「良質なアクセス数を増やすこと」
それでは、どうやればアクセス数が増えるのか?何を書けばいいのか?更新頻度は?アクセスを増やすためにできること。など。
次回はそのことについて書きたいと思います。
というブログを書かれています。多分日本で一番読まれている社長ブログですが、その使い方は多彩です。新製品の宣伝広報として、社内の意思統一として、株主やお客様へのメッセージとして、リクルーティングメッセージとして、ステークホルダーへの情報開示として。ほんとにいろんな使い方をされています。ビジネスブログって、実はどんな使い方でも出来るんですね。どんな情報を発信したいかだけなのです。
それでは、どうやればアクセス数が増えるのか?何を書けばいいのか?更新頻度は?アクセスを増やすためにできること。など。次回はそのことについて書きたいと思います。
記事の閉め方もうまいです。次回のブログも読みたくなっちゃいますよね。
上手なビジネスブログの使い方です。
2種類のブログの事例をお話させていただきました。イントラブログとビジネスブログです。これらはほんとにさまざま活用法が考えられるとおもいます。うちの会社だったらこんな風に使えるなとか、逆にこんな風には使えないのとか考えてみてください。
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イントラブログを活用する
イントラブログの活用についてもう少し詳しくみていきたいと思います。
イントラブログとは社内向けに設置され、たいていは読み手を社員に限定したブログのことです。主に社内での情報共有や社員教育、業務報告を行う用途で使われます。
スピーディな情報共有
社内業務において常に課題となってくるのが「情報共有」です。イントラブログを利用することよって、スピーディでスムーズに情報共有を行うことができます。また、情報の更新通知ツールを各PCに取り入れることによって、誰かが記事を書き込むとすぐにそれが通知されるようにすることができるために、ほぼリアルタイムでの情報共有が可能となります。
社内知識の蓄積・共有
イントラブログの活用によって社内の「集合知」の活性化が可能です。みんながそれぞれにもっている知識とか、ちょっとしかコツなんかをブログにどんどん書き込んでいけば、それが蓄積されていき、情報データベースになります。あの人しか把握してないとか、わからないとかいったことが無くなっていきます。
ブログは日付やカテゴリーによって検索ができるので、個人の知識を会社全体で共有したり、会社にストックされた経験値を個人レベルに落とし込み、業務の効率化を図っていくことが出来ます。
社内コミュニケーションの活性化
業務を円滑に進めるには、社員同士のコミュニケーションは重要です。イントラブログは、公開しないので肩の力を抜いて記事を書くことができます。趣味や雑談を交えても良いと思います。社内コミュニケーションの活性化は、業務効率の向上につながります。
こういったイントラブログですが、導入する際に気をつけておきたいのが、責任者自らが率先して発言しやすい雰囲気を作るということです。
イントラブログでやりとりされる情報には、会社近くのおすすめランチスポットだったり、最近見たお勧めの映画情報もだったりするのですが、そういったやりとりをスタッフに自由にさせることがかえって発言しやすい雰囲気作りに繋がり、仕事上の問題解決や企画の提案を手伝って欲しいといったことも気軽に発言できるようになります。
たくさんルールを作るのではなく、逆に「これだけは止めよう」というルールだけ決めておき、すべてのスタッフにある程度自由に使ってもらうほうが、いわゆる暗黙知的なものを自然に引き出せるようになると思います。
イントラブログが完全な遊び場になってしまっても困りますのでリーダー、マネージャーが他のスタッフを先導するような使い方をすれば良いと思います。
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ビジネスブログを活用する
次にビジネスブログの活用についても、少し詳しくみていきたいと思います。
最近流行の社長ブログや店長ブログ、お客様の声を紹介したり自社の実績を紹介したり、人材の採用募集や営業案内に利用したり等使い方はほんとに様々です。
企業がホームページ上で情報発信するために運用するブログを総称してビジネスブログと呼んでいます。
ビジネスブログでは、ブログの基本機能を最大限に活用していきますが、その機能とそれぞれの活用法についてご説明していきます。
ブログを使ってマメに情報発信をしているのにアクセス数が上がらないと言われる方は、きちんと基本機能を活用されていないケースが多く、ほんとにもったいないです。
トラックバック機能
トラックバックとは、自分の記事の中で他の人のブログを紹介した際に、「あなたのブログを紹介しましたよ」という意味で、相手のブログに自分のブログのリンクを残すことが出来る機能です。
たいていの場合、インターネット上には自分と近い内容のブログを先行して書いている方がいます。その中には、ほんとに面白く興味深い内容のものもあって、そういった記事を自分の記事で紹介してリンクを貼り、内容を引用させてもらって自分の感想を書き添える。自分が面白いと思う記事はたいていの場合、他の人が見ても同様に面白いと思われているケースが多いので、そういう方のブログは実はアクセス数の多い人気ブログだったりします。
で、トラックバックをすることによって相手のブログに自分のリンクが残されますので、人気ブログから自社サイトに対しての窓口となりアクセスアップに貢献するのです。
トラックバックを送ると自分の記事へのリンクが相手の記事に自動的に残されるので、マナーとして自分の記事には相手のブログへのリンクを貼っておくようにしてください。
これが、トラックバックの基本的な使い方です。トラックバックはアクセスアップに非常に効果的に働くので使い方は絶対に覚えるようにして下さい。
RSSフィード生成機能
RSSフィードとは、WEBページのタイトルや概要、更新内容、更新時刻など、様々な情報を一定のデータフォーマットに合わせて生成されたものです。これによって、RSSリーダーを利用しているユーザーはサイトを訪れなくても、更新情報を知ることが可能になりました。
ただRSSリーダーという馴染みの薄いツールを利用しなければいけなかったために、今はあまりなじみが無いかもしれませんが、次のバージョンのIE7(インターネットエクスプローラー7)では標準でRSSリーダーが搭載されることが決定しており、普及が広くすすむと言われています。
RSS配信は個人情報をまったく取得することなく、即座にサイトの更新を知らせることのできる、現在考え得るもっとも効果的な方法であり、非常に重要な機能なので少し詳しくご説明しておきたいと思います。
現在、お使いのメールアドレスに送信されてくる何パーセントが、スパムメールでしょうか?僕の場合は90%以上です。悲しいかな望みもしない出会い系サイトやアダルト系サイトの宣伝メールがどんどん送りつけられてきます。
個人情報の保護が声高に叫ばれる中、このような状況とあいまって、ユーザーはメールマガジンの登録を控える傾向にあります。
一生懸命時間を掛けてネタを考え、配信したメルマガから万が一個人情報の流出がおこれば企業にとって致命的なイメージダウンとなり、賠償金も高くつくことになります。
しかしブログを利用すればまったく手間を掛けることなく、RSSを生成してくれます。
まったく手間を掛けないのだから、何の効果が無くても損をすることはありません。
個人情報をとらずに、しかもまったく手間をかけずサイトの更新を必要な人に即座に知らせることができる。魅力的ですね。トヨタやソニー、野村総研といった大企業、あるいは公共自治体等の機関はすでにRSS配信を始めています。現在RSSを配信している企業をまとめたページのアドレスを記載していますので、一度ご覧になってみてください。
サイトを運用しユーザーにきちんと情報発信をしていきたいと思うなら、ほとんど手間もコストも必要ないのですから、今からRSS配信の準備をしておく方が良いことはいうまでもありません。
PING機能
最後にPINGとは、Packet INternet Groperの略で、ブログでは更新通知のことをさします。「Pingをとばす」というのは、ping受信サイトに向けて「記事を更新しましたよ」と通知することを指します。
現在インターネット上には、ブログの更新を通知することができるPINGサーバーと呼ばれるものがいくつもあります。自分のブログを更新する際に予め登録しておいたPINGサーバーへ向けてPINGを発信するだけで、手間なく自社サイトの更新を通知できます。
実はPINGサーバーには、ものすごい数の更新情報が送られてきますので、そこからのアクセスはあまり期待することができません。ただこういった情報更新の早いサイトは検索エンジンのロボットが日々巡回してきますので、検索エンジンに早い段階で自社の新しい記事の存在を知ってもらうことができます。
記事を更新した際に何もしないでただアップロードするだけよりは、はるかにマシですので登録しているサイトにはとりあえずPINGを送っておくようにして下さい。
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時代はSEO+SMOへ
SMOとは、Social Media Optimizationの略でブログ検索Technoratiのようなソーシャルメディア検索エンジンとか、mixiに代表されるようなソーシャルネットワーキングサービス、はてなブックマークとかデリシャスのようなソーシャルブックマーキングサービス、加えて専門分野に特化した情報系ポータルサイト、そして膨大な数の個人ブログ。これらを総称してソーシャルメディアと呼んでいます。共通するのは情報を共有するためのサービスであるということです。SMOとはこういったソーシャルメディアからのアクセスを増やすための対策のことをいいます。
従来のSEOがカバーしてきた範囲がウェブ検索エンジンだけだったのに対しSMOがカバーする範囲はソーシャルメディア全般ととても広くなっています。
次の5項目が基本的なSMO対策といわれています。これからブログを活用したいと思われている方は覚えて損は無いと思います。
1. Increase your linkability
魅力あるコンテンツを発信して,外部からできる限り多くのリンクを張ってもらうことが必要。ブログを設けることも重要。ホワイトペーパー(なんとか白書といったもの。製品に関する市場動向や技術動向の概要書)も有効。
2. Make tagging and bookmarking easy
"add to del.icio.us"のようなボタンを設けて,ソーシャル・ブックマーク・サイトでwebサイトのコンテンツを容易に取り込こんでもらえるようにする。
3. Reward inbound links
ブロガーがリンクを張りたくなるような環境を整える。まずWebサイト内の各コンテンツは必ずパーマリンクにする。さらに最近のリンク元をWebサイト上で掲載するのも,リンク張りのインセンティブを高める。
4. Help your content travel
Webサイト内では,PDFやビデオファイル,オーディオファイルのようなポータビリティ(移動しやすさとい意味。この場合には異なる環境への移植のし易さ)の高いコンテンツを備えれば,外部からのトラフィックを誘導できる。YouTubeのビデオファイルが良い例。メディア・パブでもたびたびYouTubeのビデオを視聴できるようにしてきた。
5. Encourage the mashup
例えば,RSSフィード配信を実施すれば,Webサイトのコンテンツが外部のマッシュアップ(混ぜ合わせる、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることである)の対象となりやすい。そうすることにより,トラフィックを誘導できるし,Webサイトのコンテンツが外部で議論されるようにもなる。
ブログで情報発信するだけでも,かなりSMO対策になっています。
ただ、SMOはSEOを含めたユーザビリティやアクセシビリティを考慮しきちんと構築されたサイトの上に成り立つものだという認識を持つことが大切です。対策を施すことによって劇的なアクセスアップも可能になりますが、これらはサイトへの入り口を増やすためのものなのです。(とても重要なことですが。)
SEOやSMOはちょっとしたテクニックとコツを学べばそんなに労力を掛けないでも自社で行うことができると思います。参考書を何冊か読めば勘の良い方は自分でされた方が効率が良く効果も出せるもしれません。スクールで学んだりコンサルティングを少しの期間受けても良いでしょう。
しかしきちん構築された目的達成のために機能するサイトは、情報設計や情報デザイン、ビジュアルデザイン等の豊富な経験と実績が無いと作ることができません。そういったサイトは持って生まれたセンスに加えて何年もの修行を積んだ人間が、プロデューサー、ディレクター、システムエンジニア、デザイナー、プログラマー、コーダーといった専門職に分かれて制作に臨むことによって初めて作り上げることが可能です。
企業のインターネット上の顔となるホームページにそれなりの効果を求めるならばデザイン面を考慮するだけでもプロに頼む必要があると思います。そして日々の運用を自社でするようにすれば良いのです。新商品や新サービス、お客様の声や施工事例等の情報は、それに対して最も理解が深く、思い入れの強い自社スタッフが自分達の言葉で発信した方が見た方に伝わっていくはずです。
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最後に
インターネットというメディアは我々企業が提供するサービスとか商品といったものに対してユーザーの真実の声が反映されていきます。
きっちりと構築されたサイトから、ある程度のノウハウを持って誠実に情報を発信していけば、その情報を見た人がそれを拾い、他の人に広げていってくれる。
多彩な能力を持った社内のスタッフが、それぞれの分野においてブログ等のツールを使いながら積極的に情報発信を行うことで、外部に独自のネットワークを形成し情報を収集して社内にフィードバックする。それぞれのスタッフが必要なことをフィードバックする。そうすれば情報は無限に広がっていきます。
インターネットが一般的に使われるようになって10年の歳月を経て、やっとインターネットらしい、情報を発信して共有していくという使い方が簡単にできるようなツールが出揃いつつあります。10年前から言われてきたことが、やっとインターネットの魅力が現実になりつつあります。
最後にインターネットの意味は、インター=「相互の」+ネットワーク=「網という意味。複数の要素が互いに接続された網状の構造体。ネットワークを構成する各要素のことをノード、ノード間をつなぐ線のことをリンクと言う。」つまりインターネットとはそのもの自体が本質的に「集合知」なのです。当たり前の話かもしれないですが。
そしてコミュニケーションの意味は「人間が互いに想いや考えを伝達し合うこと。」です。人は他者とのコミュニケーション無しに存在しえることはありません。
ほんとうの情報のネットワーク活用はこれからです。
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